今回から数回に分けて、オフルーム(off loom)のステッチについて紹介していきます。まずはoff
loomの中で最も代表的な「ペヨーテステッチ」です。「ペヨーテステッチ」は、アメリカで最もよく使われoff
loomの中でも基本的なものです。
ビーズがレンガの様に互い違いに並ぶ単純な模様で平面や立体を自由に作ることができるステッチです。名前の由来はネイティブアメリカン(北米インディアン)がペヨーテという名前のサボテンを使って行なう宗教儀式の道具をビーズで筒状に編んでくるんでいたところからきています。ネイティブアメリカンにとって、ビーズは大切な芸術の表現方法でした。昔から木の実や貝、ヤマアラシの棘(クイル)や動物の骨や角等の自然素材をビーズとして使っていたのが、18世紀頃「トレードビーズ」と呼ばれるガラスビーズがヨーロッパから大量に入るようになったことがきっかけで、ビーズ文化が著しく発展して、衣類や装身具、馬具、宗教用具など様々な装飾に使われるようになりました。ペヨーテステッチは、アメリカの中西部平原に住むラコタ(スー)族などの部族によく見られます。
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